SEO対策の注意点:サイトコンテンツが乏しい状態で被リンクばかりを増やさない事
◆SEO対策の注意点:サイトコンテンツが乏しい状態で被リンクばかりを増やさない事
SEO対策の事を考えると「どのようにしてもらえるリンク数を増やすか?」という事ばかりを考えてしまうようになり、自サイトのコンテンツの充実を考える事が二の次になってしまう方も多いです。
これは、2010年以前あたりのSEO対策という事であれば、上位表示をするという事においては決して間違いではなかったのですが、特に2012年以降のいろいろな新しいアルゴリズムが導入された後では、このような、
コンテンツの質 < 被リンク数
という考えで行うSEO対策では、実際の上位表示は難しく、
そしてかなりリスクが高くなっていると言えます。
Googleは、サイトの運営者が、自作自演で不自然なリンクをつけることで、上位対策をしていないか?という事について、かなりシビアに見ています。
話をわかりやすくするために、ものすごくざっくりと言ってしまうと、検索エンジンのアップデートの際のGoogleの大きな目的の一つは「SEO目的の不自然なリンクを見破り、自作自演でのSEO対策を無効化するため」であると考えても良いです。
このような考えのもとに検索エンジンも進化している訳ですから、
ほとんど更新もされていなく、
ページ数も少なく、
コンテンツにオリジナリティもなく、
そしてアクセスもない…
というサイトに、たくさんの被リンクが入っているという事は、確実に不自然とみなされます。
(これまでそういった手法が通用していたのは、グーグルの検索エンジンやアルゴリズムが、まだそこまで進化していなかったからだけであって、それが認められていたからではありません。ここは勘違いしてはいけないポイントです。)
これは今後のSEO対策を考えるときに、最重要のポイントの一つと考えておかなければいけません。
◆「リンクの数」よりも「サイトコンテンツの充実」と考える事が重要
この集客ドリルでも、相互リンクや情報ポータルサイトへの登録など、被リンクを獲得するための方法についてもいろいろとご紹介はしていますが、自社サイトのコンテンツを充実させることが後回しになり、リンクばかりが増えていけば、それはやはり不自然なSEO対策という事になってきます。
ですので、
日々のサイト運営において、外部リンク対策ばかりをして、サイトの更新やページの追加が全く行われないような状態になってしまうと、それは有効なSEO対策の行動ではなくなり、不自然さからペナルティーを与えられる可能性も出てきます。
最小限の労力でSEO対策の効果を得たい…と考えると、どうしても従来型の思考では、被リンクの獲得ばかりに頭が偏ってしまいますが、これからのSEO対策においては、上記のようなリスクを考えて、自社のサイトのコンテンツの充実という事を最重視して、サイト運営に取り組むことが肝心です。
本来、「リンクを受ける(紹介される、シェアされる)だけの情報の価値が無いサイトに、リンクが集まるのはおかしい」のです。
今ではtwitter(ツイッター)やfacebook(フェイスブック)などのソーシャルのサービスは、完全にインターネットの世界に根付いてしまっていますから、しっかりとした内容の濃いコンテンツを配信していれば、それを見て役に立った人からのシェアで、一気に情報が拡散し、相互リンクや情報ポータル登録から期待できる効果よりもはるかに高いSEO効果を得ることもできます。そういった機会が、ソーシャルメディアのおかげで、以前よりも格段に増えています。
そういう意味では、コンテンツをしっかりと作りこむ事に時間をかけることの意味は、ソーシャルのサービスが根付いていなかった時代に比べてかなり上がっていると言えます。
あなたもこれからのSEO対策の作業配分では、
リンクを増やす対策 < 自サイトコンテンツの充実
という事を必ず考えて日々の作業を行なってくださいね。
これをしっかりと理解していれば、
新時代のSEO対策に対応する「ホワイトな自作自演」のSEO対策も、
自然にイメージできるとかと思います。