Q.上位表示が困難なキーワードでのSEO対策での集客は諦めるべきでしょうか?
Q.弊社が上位表示したいと考えているキーワードは非常に競争がはげしく、上位は大手企業ばかりです。同じだけのお金や労力をかけて勝負ができない以上、検索エンジンからのSEOでの集客は諦めて、PPC広告やソーシャル活用などの、他の集客手段を考えるべきでしょうか?
A.大手企業と直接的な順位争いとなるキーワードを目標にする事はおすすめしません。
自社の強みを生かす事のできるキーワードに絞り込んで集客をし、
そこでのブランディングと、高い成約率を達成する事を目指すべきです。
大手企業と同一のビッグキーワードを狙うという事は、
総合的にかなり難易度の高い取り組みになりますので、
ほとんどの場合、避けた方が良いです。
仮にSEO対策がうまくハマり、上位に食い込めたとしても、
すぐ上下にいる大手サイトと比較をされる事になりますので、
価格や対応できるサービスの範囲で負けてしまい、
アクセス数は増えながらも、思ったほどの問い合わせや注文は増えない…
という事になる確率も高いです。
単に上位表示をする事が難しいというだけではなく、
そのレベルでやっていくだけのコンテンツやサービスを備える事は、
至難の業です。
単なるネットでの順位争いという話ではなく、
企業としての総合力での競争という事になります。
これではさすがに大手に勝てるはずはありません。
ですので、こういった、
かけるコストに対しての見返りが少ない取り組みは、
するべきではありません。
御社の強みが生きる分野に絞り込み、
そこでの集客・ブランディングをしていくべきです。
例えば リフォーム をターゲットにしているのであれば、
木造住宅 リフォーム
省エネ リフォーム
二世帯住宅 リフォーム
など、
同じリフォームの業者であっても、
自社はそれに特化をした商品やサービスを提供していて、
その分野においては他社には絶対に負けません!!!
という強みを打ち出して、
ブランディングによる高単価・高成約率のビジネスモデルを構築していくべきです。
大手企業は、
「何でも任せられる 全ての分野において平均以上の仕事をしてもらえる」
という感じのイメージを持たれているわけですが、、
「当社は 省エネ リフォーム に特化してやっています!それしかやっていません!!」
という会社がいて、
それがそのお客さんの希望にマッチしているものの場合、
大手企業よりも強く興味を持たれる事になります。
みなさんも自分自身が買い物をする際のお店選びをイメージされると、
これは自然に思い当たるでしょう。
「今日は美味しいパスタを食べたい!」と思ったときに、
パスタもある洋食のファミリーレストラン
と
パスタ専門店
の二軒のお店が並んでいたとしたら、
確実に パスタ専門店 で食べたいですよね。
それと同じ事です。
「そつなく、幅広く、無難に、は正直できませんが、
ウチはこれしかやっていないですから、
この分野では絶対に負けませんよ!!」
というのが、見る人の心に響く強みとなるわけです。
そもそもキーワード選定をするという作業が、
インターネットという世界での順位争いに勝つため
という単純な思考のみで決定して良いものではないという事を理解してください。
たとえそのキーワードの攻略に成功したとしても、
それがあなたの会社のビジネスモデルや理念に合っていなければ、
そこで大きな成果を得る事はできません。
このあたりもしっかりと考えた上で、
もう一度、攻略すべきキーワードを、
会社のみなさんと一緒にお考えになってみてください。
PPC広告やソーシャルメディアを活用した集客を考える場合にも、
この土台が整っていれば、大きな成果が出るはずです!
以上、参考になりましたら幸いです(^^)